建築用語 こ 07.10.06
●コアシステム
建築計画の一。通路スペースを含むサービススペースなど残りの部分を集中かし、これを建物の中核体とする方式、オフィスビル・住宅などに使われる。集中化するものの種類によって耐震壁を集中配置する耐震コア、ウォーターセクションを集中配置する設備コア、階段・エレベターホール・通路などの交通スペースを集中化し動線を短くする動線コアなどがある。
●広域地盤沈下(こういきじばんちんか)
地下水が過剰に汲み上げられたことに上り、広い範囲にわたって地層の体積が収縮して起こる地盤沈下のこと。急速に開発が進んだ地域、地下水を利用している地域などに被害が目立つ。
●甲乙梁(こうおつばり・こうつばり)図(129)
根太を兼ねて梁の間に、おおむね2尺ごとに入れた梁のことを言う。4寸角前後の角材を使うことが多い。梁の間隔が大きいので床板は厚いものを使わねばならない。
●鋼杭地業(こうくいじぎょう)
鋼材の杭で行う地業。鋼管とH形鋼の2種類がある。運搬や打込みが容易で、溶接することで長尺にもできる。耐力は大きいが腐食しやすい。
●光源(こうげん)(0502)
照明に利用される光を発する源。人工光 (ランプ) について呼ぷ場合が多い。
●硬質ウレタンフォーム(こうしつ−)(171)
ボード状で断熱性能は極めて優れているが、火災時にフラッシュバーンや猛毒のシアンガス発生などの危険を伴う。経年劣化は大きい。
●工事用シート(こうじよう−)(0428)
建築工事現場で飛来物防止用として用いられるシートのこと。
●高所作業(こうしょさぎょう)(0445)
物の組立て、解体、機械設備の点検などのため、足場、はしご、梁などの足がかりを利用して行われる作業をいう。建設業の死亡災害のうち、高所作業に伴う墜落災害が最も多く発生しており、安衛則では、高さ2m以上の個所で、安全に作業する床がなく、安衛則第563条の規定による足場、囲い、手摺、覆いなどを設けていない場所において作業する場合には、墜落災害を防止するために、原則として足場を組み立てるなどの方法により安全な作業床を設けなければならないとしている。なお、作業床などを設けることが困難な場合や、作業床を設ける作業が、目的とする作業よりも危険性が高い場合などについては作業床を設けなくてもよいが、その場合には防網を張り、労剛者に安全帯を使用させるなどの措置を講じなければなちない。最近では墜落による危険性の高い高所作業できるだけ少なくするため、ジャッキアップ工法、無足場工法などを採用するなどの工夫がなされている。また、安衛則では高所作業における危険を防止するため、昇降設備の設置、悪天候時の作業の中止、照明の保持、鉄骨などの組立て作業などにおける作業主任者の選任などが定められている。
●幸甚(こうじん)
何よりのしあわせ。おおく、手紙に用いる。万葉集(5)「敬(つつし)みて徳音を奉(うけたま)はりぬ。幸甚といへり」。「御返事いただければ幸甚です」。
●鋼製仮設梁(こうせいかせつぱリ)(0286)
ビーム、ペコピーム、ペコともいう。根太や大引、パイプサポートを必要としないスラブ型枠。使用材料が少なくなり、効率化が図れる。
●合成スラブ(ごうせいー)(0311)
デッキプレートとコンクリートによるスラブ。中小規模の鉄骨造によく見られる。デッキの山形部分にひび割れが入りやすいため、その部分には補強筋が必要。
●高性能AE減水剤(こうせいのうえーいーげんすいざい)(0269)
高流動コンクリートに用いられ、AE減水剤よりも高い減水性能とスラブ保持性能を有する。最近は、この混和剤の使用が多い。
●構造強度(こうぞうきょうど)
structural strength
●構造計算(こうぞうけいさん)
structural calculation
●構造体コンクリート(こうぞうたい−)(0274)
構造体とするために打ち込まれ、周囲の環境条件や水和熱による温度条件のもとで硬化したコンクリート。
●光束(こうそく)(0500)
単位:lm (ルーメン)
ランプから放射される光の量。
●光弾性(こうだんせい)
photoelasticity
弾性歪を受けた等質等方の透明体の光の復屈折現象。フェノール・アクリル・エポキシなどの透明樹脂板で実物と相似の模型を作り、光学的実験装置の中で相似の外力を加え応力状態を調べることができる。模型板に現れる等色線から主応力度差が、等傾線から主応力度の方向が定められそれから図式積分などにより主応力度が求められる。
●光度(こうど)(0500)
単位:Cd (カンデラ)
ある方向の単位立体角内に放射される光の強さ。
●高濃度亜鉛粉末塗料(こうのうどあえんふんまつとりょう)(0313)
常温で亜鉛めっきができる塗料。ジンクともいう。めっきの部分的な補修として刷毛塗りやスプレーで塗布される。
●鋼矢板(こうやいた)
溝形の端部を相互に接合できるようにした鋼製の矢板。シートパイルともいう。
●高流動コンクリート(こうりゅうどうこんくりーと)(0266)
フレッシュコンクリートの状態で、材料分離抵抗を損なうことなく流動性を著しく高めたコンクリート。作業性がよく、かつ強度も出る。
●高カボルト(こうりょく−)(0334)
ハイテンションボルト、ハイテンともいう。高張力鋼でつくられた非常に強度の高いボルトで、摩擦力や引張力で接合する。摩擦接合用高力六角ボルト、構造用トルシア形高カボルト、溶融亜鉛めっき高カボルトがある。高カボルトの締付けは、一次締め→マーキング→本締めの順で行う。
●小壁(こかべ)(0073)
鴨居・長押などの内法材と、天井との間の小壁面を言う。また、長押を廻す書院造りでは、開口部の間に生じる竪長の壁もいう。小壁部分は欄間とされることがある。
●国土交通省(こくどこうつうしょう)
Land, Infrastructure and Transport Ministry
●腰壁(こしかべ)(0074)
壁の腰の部分。窓台の高さ辺りより下で壁の仕上げが変わるときなど、壁い一般区別していう語。
●骨材(こつざい)(0263)
コンクリートやモルタルをつくるために混ぜる砂や石の総称。砂などの粒径の細かいものを細骨材(さいこつざい)、砂利、砕石などの粒径の大きいものを粗骨材(そこつざい)という。RC造の場合、使用個所によって粗骨材の最大寸法が定められている。
●コーニスライティング(0513)
壁に平行なパネルを大井に配置し、その中にかくした光源で壁面を明るくする照明。
●小端磨き(こばみがき)
石の小端(小口)を研磨すること。特殊形状でなければ自動的に研磨する機械もある。
●コープライティング(0514)
壁上部に棚状の部分を設け、その上にのせた光源で壁の上部と天井を明るくする照明。
●小舞壁(こまいかべ)(0078)
近代にいたるまで、日本の木造建築で最も一般的であった壁。正しくは小舞下地壁といい、竹を縄で格子状に編んで下地とし、その両面から土(砂まじりの粘土)を塗り重ねたもの。柱、梁、土台など躯体とは、縦横約900mm間隔に入れられた貫だけで単純支持され、洋風壁下地の木摺り、躯体と緊密に結合されるのとは対照的である。柱と梁で構成するまぐさ式構造の和風では、壁は建具同様に非構造体として扱われ、強度こそ低いが、逆にクラックなどをおこしにくい美麗な壁面を造る事に成功した。世界に類のない日本壁という繊細な仕上げは、小舞壁という安定した下地あって生み出されたものである。
●小間割り(こまわり)(0243)
作業員1人または数人に1日の作業の割当てを決めて、その作業が完了すれば1日分の賃金支払いをする方式。能率給の一種。
●小屋組(こやぐみ)
屋根を支える骨組のこと。一般的には洋小屋(ようごや)と和小屋(わごや)に分類される。洋小屋はトラスともいい、屋根に働く荷重が柱に集中するように、小屋部材を斜めに使い一体的に働くように力学的に架構した小屋組形式で、主なものに真束小屋組(キングポスト・トラス)、対束小屋組(クイポスト・トラス)、腰折れ小屋組(マンサード)などがある。和小屋組は桁、頭繋ぎ、敷き梁などの横架材に架け渡された小屋梁を曲げを受ける単一梁と考え、これに束立てし、棟木、母屋をささえ、それに垂木を渡した小屋組。洋小屋にくらべて大スパンに適さない。主のものに束立小屋組(つかだてこやぐみ)、投げ掛け梁小屋組(なげかけばりこやぐみ)、与次郎小屋組(よじろうこやぐみ)などがある。
●固有周期(こゆうしゅうき)
建物の階数×0.1s
●コルクタイル(0364)
コルクを原料とした床材。多くは熱などを加えて圧着しているので身体に安全な材料であるコルクの素材は樫の木の皮。この木は、皮が厚く長命な常緑樹で、立木を枯らさない程度の皮を同じ木から周期的に剥ぎ取ることができ、全体で年間約50万トンも生産できる。このことから、環境に優しい製品として脚光を浴びている。
●コールドドラフト(0206)
冬期など、窓ガラスなどで冷やされて比重が大きくなった空気が下降気流となり、床面を這って人の体感温度を下げることをいう。
●コールドジョイント(0277)
先に打ち込まれたコンクリート上に、時間をおいて打ち込んだコンクリートとの間にできる打継ぎ面のこと。
●殺し型枠(ころしかたわく)(0284)
躯体にそのまま残しておく型枠のこと。打込み(捨て)型枠[うちこみ(すて)かたわく]ともいい、施工精度が高いため工期が短縮でき、また省資源化の面でも注目されている。材料は鋼製、プラスチックなどで、仕上げ材や断熱材を兼ねたものもある。
●転ばし床(ころばしゆか)(0375)
土間やコンクリートスラブの上に木造の床を組む場合の工法で、半割りの大引の上に根太を打ち付けるもの。二重床のような床下の空間はできない。
●転ばし根太床(ころばしねだゆか)図(122)
地面やコンクリート床の上に直に根太を流してつくった床のこと。木造では簡略な建物以外にはほとんど用いない。
●転び(ころび)(261)
柱や壁の部材が傾いている状態やその度合いのこと。
●転び勾配(ころびこうばい)
45度より急な角度。
●コンクリート(263)
水・セメント・骨材と、必要に応じた混和材料を調合し、練混したもの。セメントと水の化学反応により硬化する。使用材料や製法などによって種類がある。
●コンクリート打放し仕上げ(−うちはなししあげ)(299)
単に打放しともいう。コンクリート表面を仕上げ材料で覆わずに型枠を外したままを仕上げとするもの。型枠の種類やコンクリート打設の精度が仕上げに影響するため、施工手間がかかり、専門業者の補修を要することが多い。
●コンクリート直張りり工法(−じかばりこうほう)(0374)
現場で打放しした鉄筋コンクリートの床の上にフローリング、ビニルタイルなどの仕上げ材を直接張る工法。ただし、コンクリートそのままでは下地にならないため、厚さ15〜20mmの均しモルタル[ならし−]で平面に均す必要がある。
●コンストラクションマネージメント
CM
主に投計・施工段階でエ程、品質、コストなどを管理する業務
●コンバージョン
既存建物の用途を変更して、建物を引き続き活用すること
●コンパネ(014)
これはコンクリートパネルの略で、型枠用合板のこと。日本農林規格(JAS)では一種(打放しコンクリート用)と二種(一種以外のもの)に分類している。一般的には厚さ12mmの900×1800(3尺×6尺なのでさぶろくと呼ぶ)、600×1800(にろく)、1000×2000(メーターサイズ)が使われている。表面をウレタン系やアクリル系の樹脂で塗装した塗装合板は、コンクリートの化学的反応を防止するほか、コンクリートとの剥離が容易になるため型枠として転用回数が増大する。
●コンパネ下地(−したじ)
コンパネとはコンクリートパネルの略語で、本来は型枠用の耐水合板のことだが、コンパネを床下地に転用する場合にこう呼ぶ。多くの場合は捨張りとされる。
●コンプライアンス(PM)
法令順守
●コンポジションビニル床タイル(0369)
塩化ビニル樹脂または、塩化ビニル共重合樹脂に可塑剤、安定材を加え、荒粒の炭酸カルシウムを主とし、有機または無機の繊維など無公害充填材を使用したビニル床タイル。安価で施工性・寸法安定性が高く、最も普及している製品で、長尺ものが多いのも特徴である。
●混和材料(こんわざいりょう)(267)
ワーカビリティーをよくし、経済性のある良好なコンクリートをつくる目的でコンクリートのなかに加える材料。混和材料のうち、使用量が少なく、薬品的に用いるものを混和剤(こんわざい)といい、フライアッシュのように比較的多量に用いるものを混和材(こんわざい)という。
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