日本語の事典 あは〜あん 
07.07.12

・アバンギャルド
 @ 軍隊用語で、本体に先がけて偵察・先制攻撃を行う小隊。
 A レーニンによる@の革命運動への転用。大衆の自然発生的反抗を組織する革命家集団・政党。
 B Aの芸術分野への転用で、20世紀初め以来ヨーロッパでの、既成の通念を否定し未知の表現領域を開拓しようとする芸術家・芸術運動(立体派・表現派・ダダイスム・抽象派・超現実派など)を指す。1970年代、大衆社会の爛熟のなかで衰退。前衛派。

・網入りガラス(あみいりがらす)(0060)
 ガラスの内部に金網(金属線)を封入したガラス(JIS R 3204)。同様のガラスに線入りガラス(せんいりがらす)がある。ガラスが破損しても、金網が破片を支えてくれるので、穴が開いたり、飛散したりしにくい。火災の際の延焼を防ぐ効果(乙種防火性能)や、地震の際の落下や盗難防止の効果もある。金属線のパターンとしては、菱形、クロス形、平行線の3種類が代表的である。

・アメニティ
 都市計画などで求める、建物・場所・景観・気候など生活環境の快適さ。

・洗い(洗い屋)(あらい)(0238)
 かつては古くなった木造建築や竣工して引き渡し前に木部を洗って美しくする灰汁洗い[あくあらい]を行う専門の職人を指したが、現在は新築の汚れ落としをいうことが多い。また、左官仕上げや石仕上げなど、専門技術を要する汚れ除去をクリーニングと区別してこう呼ぶこともある。

・荒板(あらいた)(0132)
 畳の下地板などに張る仕上げていない板のこと。最近は合板類で代用することもあるが、畳が蒸れることがあり、好ましくない。適度な隙間もあり、通気性のあるムク板を張る方が建物と人の健康にはよい。

・荒床(あらゆか)(0357)
 下地として板を床に張る場合、畳下に張るもの。最近は畳下の荒床に合板を利用することが多いが、木造の場合、床の通気をよくし床下からの湿気による腐食を防ぐためにも、荒床にはムクのスギ板を張ることが望ましい。

・蟻壁(ありかべ)(0072)
 蟻にしか登れないような高いところにある壁の意。天井の高さは部屋の広さに応じ高くされるが、内法に比べ小壁の比率が大きすぎると、構造的に不安定で見苦しくもなる。そこで、高くなりすぎた小壁にその補強と意匠的な処理として、その中間に蟻壁長押を取り付け、プロポーションを整える。その蟻壁長押と天井廻り縁との間の壁を蟻壁と言い、古典的な真壁造りだけでなく現代でも用いられる手法である。

・R出し(あーるだし)(0249)
 円や半径の墨出しのこと。

・アルカリ骨材反応(−こつざいはんのう)(0283)
 コンクリート中のアルカリと骨材に含まれる成分が反心してコンクリートにひび割れなどが発生し、長期的に劣化する現象。

・合わせガラス(あわせがらす)(0061)
 2枚(特殊な場合は3枚以上)の板ガラスの間にプラスチックフィルムを加熱圧着したガラス。飛散防止、耐衝撃性、耐貫通性に優れている。板ガラスと中間膜の組み合わせでさまざまな性能を持ったガラスを作ることができる。熱線反射ガラスと組合せて、室内環境を高め冷房負荷を低減させるのに用いたり、地震や衝撃に強いガラスの特性を生かし、高層ビルのカーテンウォールとしても使われている。耐衝撃性を生かしてショーケースやショーウインドーもこのガラスである。

・合せ梁(あわせばり)(128)
 部材を組合せて、構造的に梁の機能をもたせたもののこと。2つの板状の材をパッキンや柱で挟んで合せたり、挽角(ひきがく)を重ねて梁に用いたりもする。大きな材料が入手しにくく費用もかかる現状もあり、市販サイズの材料の組合せで経済性と強度を両立させるような組立梁などいろいろな試みがなされている。

・アンカーボルト(0325)
 一端をコンクリートなどに埋め込んで用いるボルト。鉄骨の柱脚部の基礎への緊結に用いる。

・アングル(0309)
 山形鋼[やまがたこう]のこと。

・あんこ(0289)
 コンクリートに溝や欠込みをつくるための手法。大きめに加工した型枠のせき板にコンパネやポリスチレンフォームなどを入れて型枠の複雑さを軽減する。盗み(板)[ぬすみ(いた)]ともいう。

・暗順応(あんじゅんのう)
 明るい状態から暗い状態への変化に目が慣れること。通常30分程度である。

・安全帯(あんぜんたい)(0449)
 ベルト、ロープおよぴその付属品により構成され、作業中の労働者の墜落による危険を防止するために用いられる保護具をいう。各部品の部材、強度、形状、接続などについては厚生労働省が定める規格があり、安全帯はこの基準を満たしていなけれはならないこととなっている。

・安全ネット(あんぜんー)(0428)
 水平養生ネットとも呼ばれ、開口部や作業床端などで、作業者の墜落災害防止のために水平に張り使用する。

・アンダーカット(0320)
 溶接において、溶着金属の谷部に沿って母材が溶けて溶接方向に生じた溝状の表面欠陥。アンダーカットは溶接施工によって少なからず発生する溶接欠陥だが、すべてが有害なわけではない。


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